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臨床實驗
クロロマイセチン内服による交感性眼炎治驗例
著者: 三國政吉1 米山高德1
所属機関: 1新潟大學眼科教室
ページ範囲:P.624 - P.626
文献購入ページに移動 交感性眼炎の原因本態に關しては從來諸説があるが,近年Eugen Schreck (1949,-50,-51)の研究によれば本症は微生物によつて起るもので本症患者の眼房水を材料として鷄化鷄卵漿尿膜に接種増殖せしめる事が出來るし雛の目に接種しても證明せられる。この微生物は1)リケツチア屬に近いものと思われるからスルフアミン剤やペニシリンによつては多く期待されない。尚若しペニシリン又はストレプトマイシンを固定微生物(fixedflora)に作用せしめられるならばバクテリアはリケツチアから分離され前者は破壞されて後者の増殖は高められる事を銘記すべきである。之に反しオーレオマイシン,クロロマイセチン,パラアミノ安息香酸並にパラアミノサリチル酸を試みる事は價値あるもののように想われると述べて居る。「余等は最近偶々本症の1例に遭遇したのを機會にクロロマイセチン内服療法を試みたところ,効果極めて顯著にして治癒せしめ得た經驗を持つので茲に簡單に報告する。
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