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臨床實驗
眼窩ノイリノームのI例
著者: 井上一正1
所属機関: 1福生病院
ページ範囲:P.683 - P.686
文献購入ページに移動其の組織學的所見は有核神經繊維細胞に依つて形成される大小の繊維束が錯綜して大小のHerdを形成する。此の個々の繊維細胞は主として紡錘形を呈し,時として卵圓形,圓錐状を呈し,密集し,錯綜し,波紋状を呈し,細胞核は所謂分列式状配列(Parad estellung)を呈する。Pick-Bilsch—owsky等はノイリノームをUnreifes Neuromに相當するものであると述べた。而してVanGiesonに依り黄染する故結締繊性のものでない事は明かである。Verocayは結締繊の參與がノイリノームの組繊像を支配する如く多い時は之を混合腫瘍と認めFibroneurinomeと稱した。又Verocayはノイリノームで核の増加甚しく多樣なる形態を呈するものをNeurinoma sarcomat—odesと稱した。
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