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臨床實驗
北九州地方乳幼兒眼瞼の人類學的並に形態學的研究
著者: 吉岡久春1
所属機関: 1長大眼科
ページ範囲:P.703 - P.708
文献購入ページに移動緒言
元來黑人並に歐人には,二重眼瞼多く,反之東洋人種には一重眼瞼が多いのは周知の事實で,尚又この二重眼瞼が猿類に於て,常に認められると云う事は人類發生學的現象より興味のある問題である。
本邦人の眼瞼形態學的研究に關する報告者は,明治32年大西以下10數名あるが,特に乳幼兒に關しては,僅かに橋下(關西地方人の蒙古皺襞)並に石田(北部九州人の一重,二重眼瞼)の報告があるのみで補遺すべき點が多い。
元來黑人並に歐人には,二重眼瞼多く,反之東洋人種には一重眼瞼が多いのは周知の事實で,尚又この二重眼瞼が猿類に於て,常に認められると云う事は人類發生學的現象より興味のある問題である。
本邦人の眼瞼形態學的研究に關する報告者は,明治32年大西以下10數名あるが,特に乳幼兒に關しては,僅かに橋下(關西地方人の蒙古皺襞)並に石田(北部九州人の一重,二重眼瞼)の報告があるのみで補遺すべき點が多い。
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