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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科60巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 手術のタイミングとポイント Ⅱ.緑内障

濾過手術か毛様体破壊手術か

著者: 伊藤邦生1

所属機関: 1三重大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.66 - P.69

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はじめに

 どんなに難治な緑内障であっても,「濾過手術か毛様体破壊手術か」どちらにするかと問われれば,即,「濾過手術」と答えるべきである。濾過手術の選択が可能な場合は,まずやはり濾過手術を行うべきで,毛様体破壊手術は濾過手術が何らかの理由で行えない,あるいは行う意味がない場合のみに施行されるべき方法である。そんななかで,それでもあえて毛様体破壊手術を施行せざるえない場合を考えてみたい。

参考文献

1)Schlote T, Derse M, Rassmann K et al:Efficacy and safety of contact transscleral diode laser cyclophotocoagulation for advanced glaucoma. J Glaucoma 10:294-301, 2001
2)山城博子・白土城照:レーザー毛様体破壊術.北澤克明(監修):緑内障.463-470,医学書院,2004
3)沖坂重邦:毛様体の炎症反応の多様性.日眼会誌108:717-749,2004
4)福地健郎:毛様体破壊術に踏み切るとき.あたらしい眼科19:1441-1446,2002
5)大鳥安正:レーザー毛様体破壊術.眼科診療プラクティス75(眼科レーザー治療のすべて):134-137,2001
6)伊藤邦生:レーザー毛様体破壊術.臨眼56(増刊):171-172,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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