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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科60巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 手術のタイミングとポイント Ⅲ.網膜・硝子体

硝子体手術器具の選択

著者: 生野恭司1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科感覚器外科学(眼科学)

ページ範囲:P.123 - P.125

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はじめに

 硝子体手術器具の進歩はめざましく,従来から主流である20ゲージ(G)システムに加え,最近になってより小さい創口で手術が可能な25Gや23Gシステムが登場した。これらの使い分けに関して現時点では確立されたコンセンサスはなく,その線引きは術者の技量や方針によって異なる。例えば25Gシステムを好む術者は25Gシステムを多く用いる傾向があり,その逆の場合もある。また機器によっては新システムに対応しない場合があること,あるいは新規に手術器具やディスポーザブル用品を購入する必要から施設によって必ずしも選択できない場合もあろう。

 本稿ではできるだけ最大公約数的にそれぞれのシステムの使い分け方法を検討した。異なる硝子体手術システムの利点・欠点を理解することは,そのシステムの長所を引き出すことにつながると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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