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文献概要
特集 手術のタイミングとポイント Ⅳ.角膜
治療的角膜移植の適応とタイミング
著者: 宇野敏彦1
所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.223 - P.227
文献購入ページに移動治療的角膜移植の難しさ
角膜穿孔や難治性の角膜感染症に対して行われる角膜移植を治療的角膜移植と呼ぶことが一般的である。“光学的”とも称される視力回復を目的とした通常の角膜移植と異なり,いくつか難しい面がある。まずその問題点について考えてみたい。
1)ドナー不足
治療的角膜移植では急いで手術する必要に迫られることも少なくない。常に保存角膜を持っていたり,近くのアイバンクに依頼すれば直ちにドナーを手に入れることができる施設は限られている。
角膜穿孔や難治性の角膜感染症に対して行われる角膜移植を治療的角膜移植と呼ぶことが一般的である。“光学的”とも称される視力回復を目的とした通常の角膜移植と異なり,いくつか難しい面がある。まずその問題点について考えてみたい。
1)ドナー不足
治療的角膜移植では急いで手術する必要に迫られることも少なくない。常に保存角膜を持っていたり,近くのアイバンクに依頼すれば直ちにドナーを手に入れることができる施設は限られている。
参考文献
1)園田祥三:角膜穿孔時の前房内ヒアルロン酸注入.あたらしい眼科18:1157-1158,2001
2)島﨑 潤:羊膜移植の臨床応用.眼科手術15:25-29,2002
3)岡本茂樹:周辺部角膜潰瘍.眼科診療プラクティス63(角結膜疾患の手術療法):18-19,2000
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