icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科60巻11号

2006年10月発行

文献概要

特集 手術のタイミングとポイント Ⅵ.涙器・眼窩

先天鼻涙管閉塞の診断と治療

著者: 八子恵子1

所属機関: 1福島県立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.296 - P.299

文献購入ページに移動
はじめに

 先天鼻涙管閉塞は,小児の眼疾患のなかでも頻度の高いものであるが,自然治癒するものから難治のものまである一方,対処法にも施設による差がみられる1~6)。多くが乳幼児であり,治療には家族の理解や協力が必要である。大切なポイントは,個々の症例での病態をしっかり把握したうえで対処することである。

参考文献

1)羅錦營:先天鼻涙管閉塞,新生児涙囊炎,涙囊粘液瘤.田野保雄(監修):新図説臨床眼科講座2.幼小児の眼.112-113,メジカルビュー社,東京,2000
2)栗橋克昭:先天性鼻涙管閉塞.ダクリオロジー.96-100,メディカル葵出版,東京,1998
3)丸尾敏夫:先天鼻涙管閉塞解放術.眼科診療プラクティス80(涙道疾患の診療):60-61,2002
4)Olver JM:Color Atlas of Lacrimal Surgery. 71-89, Butterworth Heinemann, Oxford, 2002
5)栗原秀行:涙道.眼科診療プラクティス100(小児眼科プライマリ・ケア):42-45,2003
6)MacEwen CJ:The Lacrimal System. In:Taylor D(ed):Pediatric Ophthalmology and Strabismus. 285-294, Elsevier Saunders, Edinburgh, 2005
7)八子恵子:先天異常.眼科診療プラクティス80(涙道疾患の診療):14-17,2002
8)MacEwen CJ, Young JD:Epiphora during the first year of life. Eye 5:596-600, 1991
9)Noda S, Hayasaka S, Setogawa T:Congenital nasolacrimal duct obstruction in Jaoanese infants:its incidence and treatment with massage. J Pediatr Ophthalmol Strabismus 28:20-22, 1991
10)栗橋克昭:涙道の解剖と生理.眼科診療プラクティス80(涙道疾患の診療):6-13,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?