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特集 手術のタイミングとポイント Ⅵ.涙器・眼窩
眼球摘出術の適応と選択
著者: 柏木広哉1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター眼科
ページ範囲:P.300 - P.304
文献購入ページに移動はじめに
診断技術,治療技術の進歩により,現在はできる限り眼球を温存する考えが主流となっている。したがって,眼球摘出術は最終的な手段となり,適応疾患は少なくなってきている。しかしながら,眼球摘出術に踏み切るかどうか苦慮する症例に遭遇するのも事実である。適応疾患として,悪性腫瘍,絶対緑内障,感染症,交感性眼炎,外傷などが挙げられる。今回当センターで経験した症例を提示し,主として腫瘍が原因の眼球摘出について述べる。
診断技術,治療技術の進歩により,現在はできる限り眼球を温存する考えが主流となっている。したがって,眼球摘出術は最終的な手段となり,適応疾患は少なくなってきている。しかしながら,眼球摘出術に踏み切るかどうか苦慮する症例に遭遇するのも事実である。適応疾患として,悪性腫瘍,絶対緑内障,感染症,交感性眼炎,外傷などが挙げられる。今回当センターで経験した症例を提示し,主として腫瘍が原因の眼球摘出について述べる。
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