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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科60巻3号

2006年03月発行

特集 第59回日本臨床眼科学会講演集 (1)

電子クリティカルパスの現状

著者: 山下美和子1 宮村紀毅1 田代紘子1 松本武浩2 木下博文3

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター眼科 2独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター総合情報センター 3松浦市民病院眼科

ページ範囲:P.319 - P.323

文献概要

目的:総合病院眼科での電子クリティカルパスについての現状報告。方法:長崎医療センターではオンライン評価が可能な電子クリティカルパスの運用を2004年5月に開始し,2005年7月までの1年間の使用状況を評価した。結果:白内障用,硝子体用など14種類の電子クリティカルパスを計140件使用した。バリアンス発生率は17.9%,パス中断率は19.3%であった。このシステムは5項目についての点数により評価できた。結論:電子クリティカルパスは,バリアンスの理由,中断の理由,総合評価を参考にして修正できる。これにより作業効率を高めることが期待される。

参考文献

1)山口達夫:リスク管理とクリティカルパス.眼科手術 15:175-180,2002
2)小西敏郎・石原照夫:総合病院における電子カルテ導入による診療の変化.あたらしい眼科 21:857-864,2004
3)藤原りつ子:白内障手術へのクリティカル・パスの効果.眼科手術 13:427-431,2000
4)脇屋純子・久保田敏昭・巣山弥生・他:眼科におけるクリニカルパスの評価.臨眼 57:1261-1265,2003
5)細田ひろみ・尾藤誠司・長谷川貴子・他:白内障手術患者のクリティカルパス―患者立脚型医療アウトカムによる臨床評価.臨眼 57:1125-1128,2003
6)伊藤逸毅:総合病院における電子カルテ導入の問題点.臨眼 59:407-411,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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