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特集 第59回日本臨床眼科学会講演集 (3)
超低出生体重児の未熟児網膜症発症率と治療率
著者: 伊藤彰1 渡邊悠里1
所属機関: 1千葉市立海浜病院眼科
ページ範囲:P.765 - P.768
文献購入ページに移動目的:出生体重が1,000g未満の超低出生体重児での未熟児網膜症の発症頻度,治療を要した頻度(治療率),発症と進行に関する因子の検討。対象と方法:2003年までの3年間に当院新生児科に入院した超低出生体重児のうち,眼底検査を行い経過が追えた60例60眼を対象とした。両眼発症の場合には,より進行した眼を選んだ。進行例には光凝固を行った。結果:網膜症は90%に発症した。光凝固は32%に施行した。発症は在胎週数,人工換気日数,酸素投与日数と相関し,出生体重とApgarスコアには相関しなかった。治療率はいずれの項目とも関連しなかった。結論:今回の検討項目については,超低出生体重児での未熟児網膜症の進行悪化に関連する因子を同定できなかった。
参考文献
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