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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科60巻7号

2006年07月発行

連載 眼形成手術手技17

眼瞼下垂―(3)前頭筋吊り上げ術

著者: 野田実香1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1134 - P.1140

文献概要

 前頭筋吊り上げ術は,吊り上げ材料で眉毛部の皮下組織と瞼板とを連結し,眉毛挙上で開瞼ができるようにする手術である。Bell現象が認められない場合でも,眼瞼下垂による視機能障害があり眉毛挙上ができれば適応である。当然,兎眼が生じないように低めに定量するべきである。

 眉毛上部と瞼縁の皮膚を切開し,眼輪筋の下にトンネルを作製して吊り上げ材料を留置する(図1)。

参考文献

1)Wong VA, Beckingsale PS, Oley CA et al:Management of myogenic ptosis. Ophthalmology109:1023-1031, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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