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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科60巻7号

2006年07月発行

文献概要

特集 第59回日本臨床眼科学会講演集 (5)

先天白内障と未熟児網膜症を合併した出生週数24週代の超低出生体重児の1例

著者: 渡邊浩子1 鈴木浩之1 村井克行1 齋藤総一郎2 池田恒彦3

所属機関: 1愛仁会高槻病院眼科 2さいとう眼科 3大阪医科大学病院眼科

ページ範囲:P.1245 - P.1249

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要約 在胎24週4日で生まれ,出生体重が666gの超低出生体重女児に未熟児網膜症と先天白内障が両眼にあった。未熟児網膜症には光凝固を右眼に,盲目的冷凍凝固術を左眼に行い,左眼の先天白内障には生後6か月で経毛様体水晶体切除術を行い,生後1歳7か月の現在まで良好な結果を得ている。

参考文献

1)堀内 勁・猪谷泰史・大野 勉・他:わが国の主要医療施設におけるハイリスク新生児医療の現状(2001年1月)と新生児期死亡率(2000年1~12月).日児誌 106:603-613,2002
2)植村恭夫・馬嶋昭生・永田 誠・他:未熟児網膜症の分類(厚生省未熟児網膜症診断基準,昭和49年度報)の再検討について.眼紀 34:1940-1944,1983
3)Yu YS, Kim SJ, Chang BL:Cataract surgery in children with and without retinopathy of prematurity. J Cataract Refract Surg 30:89-94, 2004
4)渡邊浩子・齋藤総一郎・立脇祐子・他:出生体重1,251g未満の極および超低出生体重児における短期的屈折状態について.眼臨 98:1081-1084,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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