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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科60巻8号

2006年08月発行

文献概要

特集 第59回日本臨床眼科学会講演集 (6)

スポーツ選手の眼に関する意識と視機能

著者: 枝川宏12 原直人3 川原貴4 松原正男2

所属機関: 1えだがわ眼科クリニック 2東京女子医科大学東医療センター眼科 3神奈川歯科大学眼科 4国立スポーツ科学センター

ページ範囲:P.1409 - P.1412

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目的:運動競技選手の眼についての意識と視機能の実態調査の報告。対象と方法:トップクラスと評価されるスキー選手7名を対象とした。男性6名,女性1名で,平均年齢は27歳である。眼と視機能についてアンケート調査を行い,さらに屈折,視力,コントラスト感度,調節と輻湊,深視力,眼位,眼球運動,立体視,眼圧などを測定し,眼底を含む眼科的諸検査を行った。結果:優れた競技能力があっても,競技中に十分な視力を得ていない選手が多く,適切な視力矯正が必要であった。眼についての意識は個人的レベルでは高いが,チームとしてこれに対する取り組みはなされていなかった。結論:スキーを含めた運動競技選手の視機能を十分に発揮させるために,眼科医が果たすべき役割が大きい。

参考文献

1)大阪府医師会学校医部会:視覚とスポーツに関する調査報告書.4-12,1996
2)枝川 宏・石垣尚男・横江淳子・他:スポーツ選手における視力と競技能力.日コレ誌 37(補遺):34-37,1995
3)原島 博・元木紀雄・矢野澄男・他:3次元画像と人間の科学.24-26,オーム社,東京,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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