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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科61巻1号

2007年01月発行

文献概要

今月の表紙

水晶体脱臼・水晶体落下(同一眼)

著者: 斉藤明1 中澤満2

所属機関: 1宮崎中央眼科病院 2弘前大学眼科

ページ範囲:P.13 - P.13

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 患者は81歳の女性で,左眼のかすみ・視力低下を主訴に受診した。視力は右0.2(0.3×+2.00D()cyl-3.50D 120°),左0.05(0.08×+2.75D),眼圧は右12mmHg,左30mmHgであった。左眼の瞳孔領に落屑と水晶体脱臼を認め当日入院,その翌日に水晶体落下となり水晶体摘出術,硝子体茎切断術,眼内レンズ強膜固定が施行された。

 現在,左眼の視力は0.1(0.5×cyl-1.50D 100°),眼圧は16mmHgである。この患者の場合,右眼も同様の水晶体落下で以前に治療を行っている。

 撮影には,トプコン社製眼底カメラTRC-50X(フィルムはFUJIFILM Sensia 100),コーワ社製フォトスリットランプSC-1200(フィルムはFUJIFILM PROVIA 400F)を使用した。落下状態では水晶体が安定しないため,ピント合わせに細心の注意を払って撮影した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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