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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科61巻1号

2007年01月発行

文献概要

臨床報告

製造番号シール紙添付による眼内注入薬の安全管理

著者: 西川憲清1 呉雅美1 川崎佳巳1 三ヶ尻健一1 西田直子1 田中康夫1

所属機関: 1大阪警察病院眼科

ページ範囲:P.71 - P.73

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要約 目的:手術用の眼内灌流液に異物が混入していた報告があったので,灌流液の安全性向上のために提案した。方法:それぞれの灌流液をどの症例に使用したかを特定できるよう,灌流液の瓶に製造番号を記したシール紙の添付を提案した。結果:千寿製薬がこの提案に賛同し,シール紙を添付することにした。これを診療録に貼り付けることで,それぞれの症例に使用した薬剤の製造番号を特定することが可能になった。結論:この方法は眼内灌流液の安全管理の面で有効であった。

参考文献

1)光藤春佳・小堀 朗・田中朋子・他:眼内灌流液によるコアリングの経験.臨眼 55:443-445,2001
2)園田 努:医薬品の包装からみたリスクマネジメントの実際―製薬企業の立場から.日本薬剤師会雑誌 56:71-78,2004
3)李 啓充:アメリカ医療の光と影―医療過誤防止からマネジドケアまで.3-75,医学書院,東京,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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