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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科61巻10号

2007年10月発行

文献概要

連載 眼科医のための遺伝カウンセリング技術・12

遺伝カウンセリングの記録方法

著者: 千代豪昭1

所属機関: 1お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科特設遺伝カウンセリング講座

ページ範囲:P.1817 - P.1828

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遺伝カウンセリングの記録に求められる要件

 連載もいよいよ最終回になった。改めて強調する必要はないと思うが,筆者の遺伝カウンセリングの理論と技法はロジャースのカウンセリング理論から多くのものを引用している。ロジャースの理論はクライエントの人格と意思決定の力を信頼して展開されるため,「クライエント中心療法」と呼ばれている。現代医学の特徴の1つも患者中心医療である。患者中心医療に適した医療記録としてはPOS(problem-oriented system,問題解決型医療記録)が代表で,世界中で利用されている。現代遺伝カウンセリングの記録方式にもPOS方式が最も適しているとの考えから,筆者は過去30年にわたってカウンセリング記録をPOS方式で記載してきた。今回はPOS方式による遺伝カウンセリング記録を紹介したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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