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特集 眼科専門医に必要な「全身疾患と眼」のすべてコラム 眼科研究こぼれ話
眼底写真をみつづけて―ICG蛍光造影,そして自発蛍光へ
著者: 河野剛也1
所属機関: 1大阪市立大学
ページ範囲:P.26 - P.27
文献購入ページに移動教室では,中心性漿液性脈絡膜症や鈍的外傷眼の脈絡膜循環障害の研究を行っており,当時の三木徳彦教授が,以前からIAに興味をもたれていたことから,IAを使いなさいと指示されたわけです。私としては,当然,AMDや中心性漿液性脈絡膜症などの黄斑疾患がテーマになると思ったのですが,外傷眼,それも家兎眼モデルにIAをしなさい,IAでどのような所見が得られるか,IA所見が何を表しているか,この検査の本質を掴みなさいとのことでした。ちょうどその頃,家兎眼モデルを使って鈍的外傷眼での脈絡膜血管損傷を,鋳型標本を使って検討する実験を手伝っていたので私に白羽の矢が立ったわけです。
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