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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科61巻11号

2007年10月発行

文献概要

特集 眼科専門医に必要な「全身疾患と眼」のすべて 7.糖尿病

指標,分類,全身管理

著者: 船津英陽1

所属機関: 1東京女子医科大学八千代医療センター眼科

ページ範囲:P.122 - P.127

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糖尿病とは

 糖尿病とはインスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝症候群である1)。発症には複数の遺伝的素因と食事,運動,肥満,ストレスといった環境要因,さらに加齢現象などがさまざまな程度に関与している。

 インスリン作用とは,インスリンが体の組織で代謝調節機能を発揮することである。適切なインスリンの供給と組織のインスリン需要のバランスがとれていれば,血糖値を含む代謝全体が正常に保たれる。インスリン分泌不足またはインスリン抵抗性増大は,インスリン作用不足をきたし血糖値は上昇する。

参考文献

1)日本糖尿病学会:糖尿病治療ガイド2006-2007.1-86,文光堂,2006
2)糖尿病診断基準検討委員会:糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告.糖尿病 42:385-401,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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