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『醫弊説』
著者: 中泉行弘1 林尋子1 斎藤仁男1
所属機関: 1研医会
ページ範囲:P.258 - P.260
文献購入ページに移動徳川時代,水戸歴代藩主のうち,医学振興に最も心を注いだのは烈公徳川齊昭であった。烈公は弘道館内に医学館を設け(天保12年),藩内に15の郷校を置いて医学教育を行い,自ら『醫弊説』を撰して医道の興揚,医の倫理を提唱した(矢数道明)。ことに烈公は,この『醫弊説』において,藩医の悪弊を痛切に説破したといわれている。
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