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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科61巻2号

2007年02月発行

文献概要

異見箱

Unilateral acute idiopathic maculopathyをめぐって

著者: 牧野伸二1 大山奈美2 高橋寛二2

所属機関: 1自治医科大学 2関西医科大学

ページ範囲:P.256 - P.256

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 先に本誌(臨眼 60:1825-1829,2006)に掲載された大山奈美氏らの論文「Unilateral acute idiopathic maculopathyの1例」を興味深く拝読させていただきました。論文には,緒言中に「わが国では両眼例がNakazawaらによって報告されたのみで稀な疾患である」,また考按中に「わが国では最近,両眼例が1例報告されたが,典型的な片眼例の報告は本報告が初めてである」と記載されておりますが,以前われわれも「片眼性急性特発性黄斑症の1例」として本誌「眼科図譜」374(臨眼 55:1831-1834,2001)に症例報告をしておりました。その症例は無治療でほぼ2か月の経過で自然治癒しており,臨床的特徴である既往としての感冒様症状や硝子体中の炎症細胞はみられなかったものの,典型的な片眼性の症例であったと考えております。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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