icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科61巻3号

2007年03月発行

文献概要

臨床報告

眼鏡の処方変更の実態調査 第1報

著者: 岡田栄一1 塩田朋子1 西崎律子1 彌永圭介1 宮田信之1

所属機関: 1岡田眼科

ページ範囲:P.445 - P.449

文献購入ページに移動
要約 目的:屈折矯正のために眼鏡を処方され,処方の変更がその後必要になった事例の検討。対象と方法:都市部にある2眼科施設で過去7か月間に発行された39,290の眼鏡処方を検索した。男女ともほぼ同数で,平均年齢は40歳であった。眼鏡の用途は遠用が約70%であり,残りが近用または遠近両用であった。結果:発行後6か月以内に1,193(3.0%)の処方が変更された。処方の変更は男女間に差はなく,遠用よりも近用または遠近両用などの多焦点レンズで頻度が高かった。処方の変更は10歳代前半と70歳代で多かった。結論:眼鏡処方は自覚的検査が重要な要因になるので,処方の変更は避けられない。年齢によりその内容に特徴がある。

参考文献

1)加藤桂一郎:眼鏡処方・調整の現状とトラブル.眼科診療プラクティス 82(眼鏡のトラブル):2-5,2002
2)杉村光男:眼鏡レンズ.眼科診療プラクティス 82(眼鏡トラブル):14-17,2002
3)日本眼科学会:眼鏡に関する調査結果について.日眼会誌 102:143,1998
4)メガネ・コンタクトレンズ小売市場規模:眼鏡白書2003-2004.23-31,サクスウィード,東京,2003
5)眼鏡消費者アンケート調査:眼鏡白書2003-2004.78-134,サクスィード,東京,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?