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文献概要
「古き医書に見えたり,人長寿を保たんと思わば先第一に食事をつゝしむにあり。古人曰 食益有り,美食損有り。やまひは口より入るとおもひ,朝夕の食物能毒をわきまふべし。食療のたっとき事知らずんばあるべからず」(序文より)
ここに紹介する『幼学食物能毒』は,『神農本草』『時珍本草』『大和本草』『食物本草』『六八本草』『日用食性』『和漢三才図絵』などのほか,古今能毒を著した書が沢山あるが,これらの書籍はみな漢字で書かれて幼童に理解し難いので,数十家の説に著者の考えも加えて食物258種の能毒を,和文を以て簡潔に記述したものである。目に関係する食物能毒について以下の如く記されている。
ここに紹介する『幼学食物能毒』は,『神農本草』『時珍本草』『大和本草』『食物本草』『六八本草』『日用食性』『和漢三才図絵』などのほか,古今能毒を著した書が沢山あるが,これらの書籍はみな漢字で書かれて幼童に理解し難いので,数十家の説に著者の考えも加えて食物258種の能毒を,和文を以て簡潔に記述したものである。目に関係する食物能毒について以下の如く記されている。
参考文献
1)和歌食物本草.巻上・下,1630
2)食物和解大成.巻上・中・下,1698
掲載誌情報