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べらどんな
小口病
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ページ範囲:P.492 - P.492
文献購入ページに移動 小口病は明治40年(1907)に報告された。ちょうど100年前である。
小口忠太は陸軍病院に軍医として勤務していた。夜盲で夜間演習ができないと訴える兵隊が入院してきた。それまで各病院を転々とし,詐盲だと思われていた。
視力は良好だが,眼底周辺部が灰白色で霜降り状であった。両親が血族結婚であること,そして兄弟にも夜盲が多いことから,新疾患であると判断した。小口は「夜盲症ノ一種ニ就テ」の論文を日眼会誌11巻に発表した。さらに2症例が加わり,グレーフェのArchivに,これをドイツ語の論文として1912年に報告した。
小口忠太は陸軍病院に軍医として勤務していた。夜盲で夜間演習ができないと訴える兵隊が入院してきた。それまで各病院を転々とし,詐盲だと思われていた。
視力は良好だが,眼底周辺部が灰白色で霜降り状であった。両親が血族結婚であること,そして兄弟にも夜盲が多いことから,新疾患であると判断した。小口は「夜盲症ノ一種ニ就テ」の論文を日眼会誌11巻に発表した。さらに2症例が加わり,グレーフェのArchivに,これをドイツ語の論文として1912年に報告した。
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