icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科62巻10号

2008年10月発行

文献概要

連載 網膜硝子体手術手技・22

開放性眼外傷(7)一時的人工角膜を用いた2次的硝子体手術

著者: 浅見哲1 寺崎浩子1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部・感覚器外科学講座眼科学

ページ範囲:P.1634 - P.1638

文献購入ページに移動
はじめに

 穿孔性眼外傷では,角膜損傷により角膜混濁が起きている場合や,前房内出血に高眼圧が合併し角膜染血症が起きている場合に,視認性が悪くなることがある。その際,角膜を通しての手術は不能となるため,一工夫必要である。

 内視鏡を用いて眼内の処理を行うことも可能であるが,内視鏡の装置を持つことはどの施設でもできることではないし,その技術の習得もさることながら,外傷の処理をすべて内視鏡観察下に施行することは容易ではない。そこで,そのような症例において,より簡便に視認性を確保し,網膜硝子体の処理を容易にする方法を紹介する1)

参考文献

1)寺崎浩子:穿孔外傷網膜剝離.硝子体手術の目的(含Visibilityの確保など).眼臨 87:2020-2024,1993

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?