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知的障害者の増殖硝子体網膜症(PVR)に積極的に取り組み始めて10年になります。
知的障害者にみられる重症の増殖硝子体網膜症は,僚眼がすでに眼球瘻に陥っていることが多いだけではなく,治療の対象になる残っている患眼も,1991年の新分類で記載するとPVR Grade C Type 2345ときわめて複雑な病態を呈することが少なくありません。さらに,術後の安静や特定の体位保持は期待できないうえに,数か月以上の過去の時間の経過が予想されるような陳旧性の所見があることから,すでに受診した数軒の眼科医療施設から手術適応がないと診断されて,さらに放置期間が延長されていることも稀ではありません。
知的障害者にみられる重症の増殖硝子体網膜症は,僚眼がすでに眼球瘻に陥っていることが多いだけではなく,治療の対象になる残っている患眼も,1991年の新分類で記載するとPVR Grade C Type 2345ときわめて複雑な病態を呈することが少なくありません。さらに,術後の安静や特定の体位保持は期待できないうえに,数か月以上の過去の時間の経過が予想されるような陳旧性の所見があることから,すでに受診した数軒の眼科医療施設から手術適応がないと診断されて,さらに放置期間が延長されていることも稀ではありません。
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