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硝子体は均質無構造にみえるが,実は固有の膠原線維の三次元骨格がある。これは生体眼ではほとんど観察できないが,摘出眼の硝子体をフルオレセインで適当に染色するとスリットランプでみることができる。黄斑前方には後部硝子体皮質前ポケットがあり,さまざまの疾患に関係することはよく知られている。硝子体基底部も,フルオレセインで染めるとしっかりした線維構築がある。基底部では硝子体は液化しないし,後部硝子体剝離も起こらない。
“Anterior loop”とは硝子体基底部と毛様体扁平部を連結する太鼓橋のような硝子体線維である。その記述は,Sebagの著書“The Vitreous”(Springer-Verlag, 1989)に1枚の硝子体の実体顕微鏡写真の説明としてみられるだけである。
“Anterior loop”とは硝子体基底部と毛様体扁平部を連結する太鼓橋のような硝子体線維である。その記述は,Sebagの著書“The Vitreous”(Springer-Verlag, 1989)に1枚の硝子体の実体顕微鏡写真の説明としてみられるだけである。
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