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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科62巻12号

2008年11月発行

文献概要

連載 もっと医療コミュニケーション・11

支配欲求と服従欲求が目に出るしくみ―医師にとっての理想的な見つめ方

著者: 佐藤綾子12 綾木雅彦3

所属機関: 1日本大学藝術学部 2国際パフォーマンス研究所 3昭和大学藤が丘病院眼科

ページ範囲:P.1884 - P.1887

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 患者が名前を呼ばれて診察室に入った瞬間に,それまでカルテに目を落としていた医師が,もしも斜め下からあおぐようにして患者の顔を「ジロリ」と見たら,患者の心に思わず「こわいな」という威圧感が伝わってしまうことがあります。

 そもそも「にらむ」という言葉自体に,ただ単に着眼するだけでなく相手を威圧するという意味があるように,「ジロリ」とにらまれると「こわい先生」だと感じ,その後の説明が素直に耳に入ってこなくなり,萎縮した患者は自分の病状について的確に説明できなくなることもあります。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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