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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科62巻5号

2008年05月発行

文献概要

特集 第61回日本臨床眼科学会講演集(3) 原著

処方眼鏡の評価―満足度に影響するいくつかの要素

著者: 増本富彦1 船木雅樹1 福島亜希子1 市岡博1

所属機関: 1市岡眼科クリニック

ページ範囲:P.663 - P.667

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要約 目的:眼鏡の出来具合と患者の満足度の関連性を調査する。対象と方法:4か月以内に眼鏡を作製した179例につきレンズ歪,加工上の不備,光学中心とアイポイントのずれ,前傾角,頂点間距離の項目を装用者の満足度と比較した。結果:レンズ歪が強い,加工上の不備がある,光学中心とアイポイントのずれが大きい,のうちいずれか1項目以上該当する眼鏡の装用者は満足度が低かった(p<0.05)。結論:眼鏡は処方後その仕上がりについて検査し評価することが重要である。それを適切に矯正することにより満足度が向上する可能性がある。

参考文献

1)山崎弘仁:屈折検査と実務.眼鏡学教本.No.Ⅳ.481,全日本眼鏡連盟,東京,1990
2)内田 豪:処方眼鏡のアフターケア.視覚の科学 26:94-97,2005
3)祁 華:眼鏡とquality of vision.視覚の科学 25:108-113,2004
4)時沢 宏:フィッティングの重要性を知る.眼科ケア 6:30-37,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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