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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科62巻6号

2008年06月発行

文献概要

今月の表紙

Meesmann角膜ジストロフィ

著者: 小林泰子1 寺崎浩子2

所属機関: 1山口大学 2名古屋大学

ページ範囲:P.833 - P.833

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 症例は71歳男性。幼少時から両眼の視力が不良で日中に羞明を自覚することが多かった。両角膜全域にわたり上皮下の微小囊胞を認めた。遺伝子検査により,Meesmann角膜ジストロフィ(R135G)と確定診断した。

 Meesmann角膜ジストロフィの微小囊胞は,ほとんどが透明で直接光での観察では消えてしまうため,虹彩からの反帰光を利用して角膜にフォーカスを合わせた。撮影に際し注意した点は病変部位を高倍率で撮影したことで,次のような撮影条件を設定した。患者の視線は正面を保ち,倍率25倍,絞り22,フラッシュステップ3,周辺フラッシュなしで,スリット長9mm,スリット幅2mmの光を右眼に当て,カメラを耳側に振りスリット光が虹彩からの反帰光となるように位置を調整して撮影した。撮影機材は,ZEISS社製フォトスリットランプ40SL-P(カメラはCanon EOS-1)を使用した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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