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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科62巻6号

2008年06月発行

文献概要

文庫の窓から

『金匱要略』

著者: 中泉行弘1 林尋子1 安部郁子1

所属機関: 1研医会

ページ範囲:P.1006 - P.1008

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 『金匱要略』は宋臣林億らが『傷寒論』と,その同体異名の書といわれる『金匱玉函経』の刊行の後3番目に出した医書である(1066年)。一般には『傷寒論』が急性病を扱い,『金匱要略』は慢性病を扱っていると言われてきた。また,張仲景の著した傷寒と雑病について述べた原著(仮に『傷寒雑病論』と呼ぶ)の前半部分が『傷寒論』,後半部分が『金匱要略』だとも言われる。しかし,詳しくみていくと事はさほど簡単ではない。

 『金匱要略』の林億序に述べられている次第は以下のようである。

参考文献

1)細野史郎:金匱要略の特質とその読み方.漢方の臨床 18(4・5合併号):18-31,1971
2)岡西為人:中国醫書本草考.井上書店,1974
3)何 任:金匱要略解説.東洋学術出版社,1988
4)小曽戸洋:中国医学古典と日本.塙書房,1996
5)特集 痛みの治療.中医臨床 21(83号),2000
6)岡田研吉・牧角和宏・小髙修司・森立之研究会(編):宋以前傷寒論考.東洋学術出版社,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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