文献詳細
今月の表紙
文献概要
15歳男性の右眼である。出生時よりのSturge-Weber症候群を指摘され,近医にて弱視治療を行っていた。右顔面に母斑がみられ,2002年までの視力は右(0.3),左(1.2)であった。国立がんセンター中央病院で,Sturge-Weber症候群による右眼脈絡膜血管腫に対し放射線照射を行ったが,硝子体出血を起こしてからは視力が低下,その後,受診,治療せず放置していた。放射線照射から1年半後,眼痛のため近医を受診した。視力は右(光覚弁),左(1.2),眼圧は右50mmHg,左23mmHgで,右眼の虹彩ルベオーシスとそれに伴う眼圧上昇を認め,当院を紹介された。
撮影にはHAAG-STREIT社フォトスリットカメラBP900を使用した。フィルター(デフューズ),スリット(なし),角度45°,NikonデジタルカメラD200を使用した。虹彩上のルベオーシスは目には見えても写真には写りにくいため,光量を高めに設定することや,虹彩とのコントラストが強調されるよう,細かな撮影角度の調整を行った。
撮影にはHAAG-STREIT社フォトスリットカメラBP900を使用した。フィルター(デフューズ),スリット(なし),角度45°,NikonデジタルカメラD200を使用した。虹彩上のルベオーシスは目には見えても写真には写りにくいため,光量を高めに設定することや,虹彩とのコントラストが強調されるよう,細かな撮影角度の調整を行った。
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