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特集 緑内障診療―グレーゾーンを越えて
序文
文献概要
『臨床眼科』増刊号で緑内障を取り上げるのは2002年以来である。この間,緑内障診療は大きな変化を遂げた。それは新しい診断機器や治療薬の出現にもよるが,むしろ多治見スタディの結果や「緑内障診療ガイドライン」にみられるように緑内障の概念が,いままでわれわれが抱いていたものから大きく変化したこと,また海外の大規模臨床研究により質の高いエビデンスが認められたことによる。以下,2002年以降の主要な変化,論点10項目を列挙する。
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