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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科63巻11号

2009年10月発行

文献概要

特集 緑内障診療―グレーゾーンを越えて Ⅰ.診断編 2.隅 角

知っておくべき続発緑内障の隅角所見

著者: 大鳥安正1

所属機関: 1国立病院機構大阪医療センター眼科

ページ範囲:P.52 - P.55

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はじめに

 隅角検査の重要性は,多くの眼科医が認めてはいるものの,接触式検査であること,正確な所見をとるためにはある程度の熟練を要することなどから,一般的に毛嫌いされやすい。近年,非接触式前眼部画像解析装置が開発されているが,小さな周辺虹彩前癒着,隅角結節,新生血管などを検出できるほどの精度はなく,直視下での隅角鏡を使った観察が必要であることは述べるまでもない。

 続発緑内障では,隅角検査をすることで診断や治療方針が決まる場合もあり,特徴的な隅角所見は是非知っておく必要がある。ここでは,日常臨床で必須の続発緑内障の隅角所見について解説する。

参考文献

1)Wakabayashi T, Oshima Y, Sakaguchi H et al:Intravitreal bevacizumab to treat iris neovascularization and neovascular glaucoma secondary to ischemic retinal diseases in 41 consecutive cases. Ophthalmology 115:1571-1580, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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