文献詳細
コラム
文献概要
利点
(1)検査時間の短縮
SITA(Swedish interactive thresholding algorithm)最大の利点は検査時間の大幅な短縮にある。従来のFull threshold(Full)と比較しSITA-standard(SITA-S)では約半分の時間で検査をすることができる。
(2)データ精度の担保
検査時間が半分になっても,検査精度が低下したのでは意味がない。SITAではこのために集積した膨大なデータと統計的手法を用いることで,SITA-SはFullと,SITA-Fast(SITA-F)はFastpacと同等の精度を有するように閾値決定法が構築されている1)。
(3)早期視野異常の捕捉率
緑内障に特化した測定法のため,SITA-SはFullと比較し早期異常の検出率がよい可能性がある2)。
(1)検査時間の短縮
SITA(Swedish interactive thresholding algorithm)最大の利点は検査時間の大幅な短縮にある。従来のFull threshold(Full)と比較しSITA-standard(SITA-S)では約半分の時間で検査をすることができる。
(2)データ精度の担保
検査時間が半分になっても,検査精度が低下したのでは意味がない。SITAではこのために集積した膨大なデータと統計的手法を用いることで,SITA-SはFullと,SITA-Fast(SITA-F)はFastpacと同等の精度を有するように閾値決定法が構築されている1)。
(3)早期視野異常の捕捉率
緑内障に特化した測定法のため,SITA-SはFullと比較し早期異常の検出率がよい可能性がある2)。
参考文献
1)Bengtsson B, Heijl A:Comparing significance and magnitude of glaucomatous visual field defects using the SITA and Full threshold strategies. Acta Ophthalmol Scand 77:143-146, 1999
2)鈴村弘隆・吉川啓司・木村泰朗:Anderson基準を用いた初期緑内障視野異常の検出.眼科 50:1967-1971,2008
3)Bengtsson B, Heijl A:A visual field index for calculation of glaucoma rate of progression. Am J Ophthalmol 145:343-353, 2008
4)Bengtsson B, Heijl A:False-negative responses in glaucoma perimetry:indicators of patient performance or test reliability? Invest Ophthalmol Vis Sci 41:2201-2204, 2000
掲載誌情報