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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科63巻11号

2009年10月発行

文献概要

コラム

後発医薬品の効果と安全性

著者: 木村泰朗1

所属機関: 1上野眼科医院

ページ範囲:P.260 - P.262

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背景

 処方箋上に一般名(generic name)で記載されることで先発,後発の医薬品が区別なく取り扱われる。そのため,ジェネリック(generic)という用語が後発医薬品と同義語の意味合いで使用される。後発医薬品が注目されるのは,日本社会の急激な少子高齢化に伴い,医療・福祉への社会負担が個人・政府ともに増加していることに起因し,その負担を少しでも減らすという国家目標をもとに導入されている。したがって,後発医薬品は安価であることが運命づけられている。しかし同時に,薬剤として効果と安全性は確保されなければならず,そのなかにこそ存在理由が認められる。

参考文献

1)緒方宏泰:ジェネリック医薬品の臨床上の有効性,安全性.小児科臨床 60:1637-1648,2007
2)後藤伸之・政田幹夫:後発品を理解するために.医薬ジャーナル 39:1949-1956,2003
3)後藤伸之・政田幹夫:医療人として後発品を導入するにあたって何が課題? 何が必要? 医薬ジャーナル 39:1957-1968,2003
4)緒方宏泰:GEの臨床上の有効性・安全性,先発品と同等な内容と異なる内容.治療 89:443-450,2007
5)池田博昭・塚本秀利・佐和章弘・他:ベータ遮断点眼剤の年間薬剤コスト.先発品と後発品との比較.薬学雑誌 125:463-467,2005
6)福田正道:第26回眼薬理学会.2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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