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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科63巻11号

2009年10月発行

文献概要

コラム

線維柱帯切除術後のQOVの評価

著者: 松葉卓郎1

所属機関: 1大阪厚生年金病院眼科

ページ範囲:P.294 - P.295

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 光学系において,1点から出た光が1点に結像するのが理想的な状態であり,1点に収束しない実際の結像と理想のずれを収差(aberration)という。収差は低次収差と高次収差に分けられるが,後者は眼鏡を装用しても矯正することができないと定義されており,不正乱視の指標とされている。近年,波面センサーにより波面収差を定量できるようになり,非球面レンズを用いた白内障手術やwavefront-guided LASIK(laser in situ keratomileusis)などに臨床応用されている。

参考文献

1)渡邉洋一郎:白内障術前後の高次収差の変化.横浜医学 56:107-110,2005
2)松葉卓郎・豊田恵理子・辻野千栄子・他:線維柱帯切除術後の高次収差.臨眼 63:653-657,2009
3)伊藤美沙絵・大野晃司・清水公也・他:健常眼の高次波面収差の定量解析.臨眼 57:1203-1207,2003
4)佐藤健一・花田一臣・五十嵐羊羽・他:Optical Path Difference Scanning Systemでの高次収差測定に対する瞳孔径の影響.あたらしい眼科 20:1285-1287,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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