文献詳細
文献概要
特集 緑内障診療―グレーゾーンを越えて Ⅱ.治療編 1.治療時期
《マイオピニオン》手術のタイミング
著者: 桑山泰明1
所属機関: 1大阪厚生年金病院眼科
ページ範囲:P.222 - P.227
文献購入ページに移動原発開放隅角緑内障(広義)の3つの経験則
(1)眼圧を下方修正しないと視野障害の進行は続く1):視野障害に進行が認められた場合,何らかの治療変更を行ってさらに眼圧を下降しないと視野障害の進行は続く。進行が速い例は今後も進行が速いと考えるべきである。治療を変更せずに視野障害の減速や停止は期待できない。
(2)視野が良いほうの眼もやがては他眼のようになる2):片眼の視野障害は僚眼の将来の障害を暗示している。僚眼も同様の視野障害に至るリスクが高いと考えるべきである。片眼の視野障害が高度な場合,僚眼も同様の経過をたどる可能性が高いので,より積極的な治療が必要になる。
(1)眼圧を下方修正しないと視野障害の進行は続く1):視野障害に進行が認められた場合,何らかの治療変更を行ってさらに眼圧を下降しないと視野障害の進行は続く。進行が速い例は今後も進行が速いと考えるべきである。治療を変更せずに視野障害の減速や停止は期待できない。
(2)視野が良いほうの眼もやがては他眼のようになる2):片眼の視野障害は僚眼の将来の障害を暗示している。僚眼も同様の視野障害に至るリスクが高いと考えるべきである。片眼の視野障害が高度な場合,僚眼も同様の経過をたどる可能性が高いので,より積極的な治療が必要になる。
参考文献
1)Grant WM, Burke JF Jr:Why do some people go blind from glaucoma? Ophthalmology 89:991-998, 1982
2)Kass MA, Kolker AE, Becker B:Prognostic factors in glaucomatous visual field loss. Arch Ophthalmol 94:1274-1276, 1976
3)Musch DC, Gillespie BW, Lichter PR et al:Visual field progression in the Collaborative Initial Glaucoma Treatment Study the impact of treatment and other baseline factors. Ophthalmology 116:200-207, 2009
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