文献詳細
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文献概要
症例は9歳男児。生後6か月で近医小児科を受診したときに,眼球振盪(眼振)と赤目を指摘され,眼科を受診した。初診時に白子眼底,中心窩低形成,眼振が認められた。9歳となり,学校生活上での不自由が生じてきたため,視力向上の可能性を求め当院受診となった。
当院初診時の視力は右0.09(0.2),左0.15(0.2)で近視性乱視であった。両眼底に脈絡膜血管が透見され,中心窩低形成,振子様眼振が認められた。斜視はなく,大まかな立体視は可能であった。皮膚,頭髪,虹彩は低色素であり,眉毛には白色化が認められた。以上から先天性の眼皮膚白子症(oculocutaneous albinism)と診断された。根本的な治療法はないので,継続的な援助となった。
当院初診時の視力は右0.09(0.2),左0.15(0.2)で近視性乱視であった。両眼底に脈絡膜血管が透見され,中心窩低形成,振子様眼振が認められた。斜視はなく,大まかな立体視は可能であった。皮膚,頭髪,虹彩は低色素であり,眉毛には白色化が認められた。以上から先天性の眼皮膚白子症(oculocutaneous albinism)と診断された。根本的な治療法はないので,継続的な援助となった。
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