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特集 第62回日本臨床眼科学会講演集(2) 専門別研究会報告
黄斑研究会
著者: 加地秀1 石川浩平1 寺崎浩子1
所属機関: 1名古屋大学
ページ範囲:P.580 - P.581
文献購入ページに移動研究会は今年も,シンポジウムとして昨年に引き続き加齢黄斑変性(AMD)に対する光線力学療法(PDT)と薬物療法について広く討論が行われたが,最初に一般演題として,大路正人先生(滋賀県立医科大学)の座長のもと,2題の口演が行われた。1題目は「日本人の加齢黄斑変性に対する光線力学的療法の長期成績」(萩野哲夫・他,市立札幌病院)のタイトルのもと,日本人に対する光線力学療法の36か月という長期経過の報告であった。これまでに報告されてきた2年までの成績をそのまま維持でき,再発に対し再治療を多く行った症例は悪化していることが示された。2題目では「Idiopathic Macular Telangiectasia―emerging new concept」(古泉英貴,京都府立医科大学)のタイトルのもと,2006年にYannuzziらが報告したidiopathic macular telangiectasiaの分類についてわかりやすく解説が行われ,多くの症例とともにその病態についての考察がなされた。
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