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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科63巻7号

2009年07月発行

文献概要

特集 第62回日本臨床眼科学会講演集(5) 原著

眼窩底骨折における受傷機転の検討

著者: 遠藤貴美1 恩田秀寿1 田邉芳樹1 後藤洋平1 平松類1 小出良平1

所属機関: 1昭和大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1087 - P.1090

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要約 目的:眼窩底骨折の受傷機転と年齢分布の報告。対象と方法:2006年までの3年間に治療した眼窩底骨折253症例を診療録の記述をもとに検索し,1986年と1999年の状況を発表した同様な報告と比較した。結果:10歳代と20歳代の症例が56%を占め,65歳以上の症例は5%であった。以前の報告よりも成人の受傷が飛躍的に増加し,全年齢を通じてスポーツによる受傷が増えた。子供では不慮の事故,大人では交通事故による受傷が減少した。結論:眼窩底骨折の原因は変化している。かつては子供に多いと思われていた眼窩底骨折は,最近では大人の疾患になった。

参考文献

1)深道義尚:Blowout fractureの手術適応とその限界.眼科 28:1211-1215,1986
2)山本早弥子・泉 幸子・清水 潔・他:昭和大学眼科における眼外傷の検討(平成11年).日本職業・災害医学会会誌 53:12-15,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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