文献詳細
文献概要
連載 説き語り論文作法・6
追試可能な方法
著者: 西田輝夫1
所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科眼科学教室
ページ範囲:P.1432 - P.1437
文献購入ページに移動教授 次は「対象と方法(Cases and Methods)」や。
「緒言」の目的は,このまえ言うたように,この論文を読むにあたって,他の論文や教科書を見なくても,いちおう最後まで読みとおせるだけのバックグラウンドの知識を提供することで,「方法」の目的というのは,それと同じことを追試できるように書いておくということ。それを受けて,キチッと「結果」を書いていくわけや。
ただしそれは,その論文のストーリーに合うように,順番を考えて提示していかなイカン。研究した順番に提示するんじゃないわけや。症例報告のときだけは別で,初診時から順に,時間経過で提示せんとイカンわけやけど。それ以外の場合には,例えば統計をとるンやったら,年齢やとか,性別の割合やとか,その集団がどういうバックグラウンドの人たちなのかということを,「結果」でデータを示す前に,はっきりと書かんとイカンわけやね。
「緒言」の目的は,このまえ言うたように,この論文を読むにあたって,他の論文や教科書を見なくても,いちおう最後まで読みとおせるだけのバックグラウンドの知識を提供することで,「方法」の目的というのは,それと同じことを追試できるように書いておくということ。それを受けて,キチッと「結果」を書いていくわけや。
ただしそれは,その論文のストーリーに合うように,順番を考えて提示していかなイカン。研究した順番に提示するんじゃないわけや。症例報告のときだけは別で,初診時から順に,時間経過で提示せんとイカンわけやけど。それ以外の場合には,例えば統計をとるンやったら,年齢やとか,性別の割合やとか,その集団がどういうバックグラウンドの人たちなのかということを,「結果」でデータを示す前に,はっきりと書かんとイカンわけやね。
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