icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科63巻9号

2009年09月発行

連載 もっと医療コミュニケーション・21

すぐできるエンカウンター技法―患者が心をひらく一言

著者: 佐藤綾子12 綾木雅彦3

所属機関: 1日本大学藝術学部 2国際パフォーマンス研究所 3昭和大学藤が丘病院眼科

ページ範囲:P.1522 - P.1525

文献概要

 医院や病院を訪れるMRさん(医療情報担当者)たちは,見知らぬ医師に会う場合でも,「この初対面で,なんとか相手の心の中に飛び込んでいって自社の薬を処方していただこう」という強いインセンティブをもって病院を訪ねます。だから,本当に耳がダンボになるくらいに医師の話を聞き,その先生の好きな食べ物やスポーツなどにいたるまで,一度聞いたら忘れないようにします。

 一方,医師と患者の関係においては,もしも医師がそのように熱意をもって患者の心の中に入っていこうと思わなくとも,患者のほうに「この病気を治したい」という強いニーズがあるので,患者側はその医師に最適なコミュニケーション法を探そうと自然に努力することが多いようです。

参考文献

1)マイケル・アーガイル(著),石田梅男(訳):幸福の心理学.誠信書房,東京,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら