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水晶体真性落屑
著者: 山口純1 中澤満2
所属機関: 1北里大学病院 2弘前大学
ページ範囲:P.17 - P.17
文献購入ページに移動左眼は角膜に異常を認めず,前房内中央の下方やや内側にセロファン状物質が水晶体前囊から連続して垂れ下がっており,水晶体真性落屑を認めた。眼球運動により動揺し,散瞳下でもその位置に変化はなかった。水晶体は前囊下・後囊下白内障を認め,核硬化はEmery-Little分類にてgrade 2であった。眼底は傍乳頭網脈絡膜萎縮を認め,陥凹乳頭比は0.7であった。患者はこれまで,特に高温下での仕事はしていなかった。右眼は手術適応なし,左眼は同年6月に超音波乳化吸引術,眼内レンズ挿入術を施行した。
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