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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科64巻11号

2010年10月発行

文献概要

特集 新しい時代の白内障手術 Ⅴ.白内障手術のデバイスの進歩

白内障手術機器の進歩―2)AMO社(Signature)

著者: 大木孝太郎1

所属機関: 1創樹会大木眼科

ページ範囲:P.264 - P.267

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はじめに

 AMO社の新しい超音波白内障手術装置(以下,PEA装置)であるSignature(図1)は,同社の現行機種であるSovereignの後継機種として昨年わが国に登場し,本年3月から新たなバージョンとしてすべての機能が使用可能となってきた。本装置の主な特徴は以下のとおりである。

 1)2種類の吸引ポンプ(dual pump system)

 2)吸引流量の自動変更(pump ramp)

 3)多彩な破砕吸引ソフトウエア

 4)Ellips破砕システム

 5)卓越したオーバーレイシステム

 6)使いやすい筺体設計

 以上の各項目について順次解説する。

参考文献

1)Olson RJ, Jin Y, Kefalopoulos G et al:Legacy AdvanTec and Sovereign WhiteStar:a wound temperature study. J Cataract Refract Surg 30:1109-1113, 2004
2)大木孝太郎:白内障超音波乳化吸引装置ソフトウエアIncreased Control & Efficiency(ICE)& Chamber Stabilization & Environment(CASE). IOL & RS 21:430-432, 2007
3)杉浦 毅・下分章裕:新しい超音波水晶体乳化吸引方式:OZILTorsional Phacoの合併症の検討.眼科手術 21:513-517,2008
4)松島 博:Surgical Media Center(SMC).あたらしい眼科 26:1359-1360,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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