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連載 視野のみかた・8
後期視野障害
著者: 松本長太1
所属機関: 1近畿大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1836 - P.1841
文献購入ページに移動はじめに
視野障害には,病早期における非常に軽微な障害からquality of vision(QOV)に大きく影響を及ぼす進行期の視野障害まで,さまざまな障害程度がある。特に進行した視野障害を評価する場合,われわれが日常診療で用いている自動視野計の標準的なプログラムでは,十分な病態の把握ができないことが多い。今回は,特にこの進行期の視野障害を中心に,その検査手法,評価方法について考えていきたい。
視野障害には,病早期における非常に軽微な障害からquality of vision(QOV)に大きく影響を及ぼす進行期の視野障害まで,さまざまな障害程度がある。特に進行した視野障害を評価する場合,われわれが日常診療で用いている自動視野計の標準的なプログラムでは,十分な病態の把握ができないことが多い。今回は,特にこの進行期の視野障害を中心に,その検査手法,評価方法について考えていきたい。
参考文献
1)Heijl A, Krakau CE:An automatic perimeter for glaucoma visual field screening and control. Construction and clinical cases. Albrecht Von Graefes Arch Klin Exp Ophthalmol 197:13-23, 1975
2)Esterman B:Functional scoring of the binocular field. Ophthalmology 89:1226-1234, 1982
3)橋本茂樹・松本長太・有村英子・他:Octopus101 kinetic programの使用経験.眼紀 54:200-204,2003
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