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特集 OCTによって緑内障診療の何が変わるか
―後眼部OCT(3)―3D OCT-2000
著者: 八百枝潔12 白柏基宏1
所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野 2眼科八百枝医院
ページ範囲:P.146 - P.151
文献購入ページに移動新しい光干渉断層計(optical coherence tomograph:OCT)であるスペクトラルドメインOCT(SD-OCT)は,従来のタイムドメインOCTに比し,測定速度および空間解像度が著しく向上し,眼底の3次元的構造を精密に描出することが可能となっている。
2006年に発売されたトプコン社製3D OCT-1000は,一般臨床に導入された世界初のSD-OCTである。その後同社のSD-OCTは器械の改良がなされ,2008年に3D-1000MARKII,2009年末に3D OCT-2000が臨床に導入されている。
本稿では,3D OCT-2000の装置の概要と検査方法,スキャンモードと緑内障診断プログラムなどについて解説する。
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