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連載 もっと医療コミュニケーション・26
術者と患者のコミュニケーション
著者: 綾木雅彦1
所属機関: 1昭和大学藤が丘リハビリテーション病院眼科
ページ範囲:P.192 - P.195
文献購入ページに移動手術室は最後の聖域
手術室は診察室以上に密室性が強く,異次元ともいえる空間で,一般社会では当然のように行われる会話や動作を自由に行うことはできません。限られた人が清潔を保って立ち入り,人体の内部が露出し,そこでの状況を検討しようにも,他の学問が入り込むのは難しいです。全身麻酔では,患者には意識がなく意思疎通はありませんが,眼科では局所麻酔,あるいは意識下での手術や処置が多く,患者側のストレス,緊張,不安など,全身麻酔にはないコミュニケーションの問題点があります。術者側にも患者を思いやりながら手術をするという難しさがあります。
手術室は診察室以上に密室性が強く,異次元ともいえる空間で,一般社会では当然のように行われる会話や動作を自由に行うことはできません。限られた人が清潔を保って立ち入り,人体の内部が露出し,そこでの状況を検討しようにも,他の学問が入り込むのは難しいです。全身麻酔では,患者には意識がなく意思疎通はありませんが,眼科では局所麻酔,あるいは意識下での手術や処置が多く,患者側のストレス,緊張,不安など,全身麻酔にはないコミュニケーションの問題点があります。術者側にも患者を思いやりながら手術をするという難しさがあります。
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