文献詳細
文献概要
連載 視野のみかた・1【新連載】
―単一視野解析を理解する1―グレイスケールとは
著者: 松本長太1
所属機関: 1近畿大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.422 - P.426
文献購入ページに移動はじめに
視野検査は日常臨床において欠かすことのできない重要な自覚検査である。今日の眼科診療では,コンピュータ化された自動視野計による静的視野測定が広く普及している。自動視野計を用いて閾値測定を行った場合,その測定結果はdB単位で換算された数値のテーブルからなる。しかしながら,単にこの数値テーブルのみでは,測定結果を臨床的に評価することは難しいため,さまざまな視野の表現方法,統計学的解析が行われている。今回は,そのなかでも結果のプリントアウトのなかで最もめだつところに印刷されている濃淡表示(以下,グレイスケール)について述べていきたい。
視野検査は日常臨床において欠かすことのできない重要な自覚検査である。今日の眼科診療では,コンピュータ化された自動視野計による静的視野測定が広く普及している。自動視野計を用いて閾値測定を行った場合,その測定結果はdB単位で換算された数値のテーブルからなる。しかしながら,単にこの数値テーブルのみでは,測定結果を臨床的に評価することは難しいため,さまざまな視野の表現方法,統計学的解析が行われている。今回は,そのなかでも結果のプリントアウトのなかで最もめだつところに印刷されている濃淡表示(以下,グレイスケール)について述べていきたい。
参考文献
1)Whalen WR, Spaeth GL:Computerized Visual Fields. What they are and how to use them. Slack, Thorofare, 1985
2)Anderson DR, Patella VM:Automated Static Perimetry. 2nd ed. Mosby, St. Louis, 1999
掲載誌情報