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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科64巻7号

2010年07月発行

文献概要

連載 つけよう! 神経眼科力・4

複視(3)画像診断の役立て方(眼窩編)

著者: 橋本雅人1

所属機関: 1札幌医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1074 - P.1078

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どのような症例に眼窩部画像をオーダーするか?

 眼球打撲(外傷)が原因で生じた複視をみた場合は,必ず眼窩部画像をオーダーしなければならない。特にコンピュータ断層撮影(computed tomography:CT)検査は眼窩底骨折の診断に欠かすことのできない検査である。その他,動眼,滑車,外転神経の単独麻痺または複合麻痺で説明がつかない眼球運動障害をみた時,外眼筋病変を疑い眼窩部画像をオーダーする。さらに,複視に加えて眼球突出や充血,眼圧上昇などの眼窩静脈還流障害を示す場合もやはり眼窩部病変を疑い眼窩部画像をオーダーする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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