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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科64巻8号

2010年08月発行

文献概要

特集 第63回日本臨床眼科学会講演集(6) 原著

2.4mm耳側角膜切開における白内障手術前後の乱視量変化

著者: 齋藤琴1 早川賢治1 近藤平1 森田大1 大橋秀記1 市橋恒友1 鈴木崇弘1 河合憲司1

所属機関: 1東海大学医学部専門診療系眼科学

ページ範囲:P.1347 - P.1350

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要約 目的:2.4mm耳側角膜切開による白内障手術前後での角膜乱視の変化の報告。対象と方法:2.4mm耳側角膜切開による白内障手術を行った33例39眼を対象とした。倒乱視,直乱視,斜乱視の3群に分け,乱視量と乱視軸の変化を術後8週まで測定した。結果:角膜の乱視量と乱視軸には手術前後で有意差がなく,倒乱視,直乱視,斜乱視の3群間に有意差がなかった。結論:2.4mm耳側角膜切開による白内障手術では,術後8週までは角膜乱視の量と乱視軸に有意な変化がなかった。

参考文献

1)宮田和典:白内障術後乱視の原因と対処.臨眼 54:238-241,2000
2)常岡 寛・三戸岡克哉:屈折矯正からみた白内障手術.魚里 博・清水公也(編):屈折矯正のプロセスと実際.133-139,金原出版,1998
3)大鹿哲郎:小切開創白内障手術.161-173,医学書院,1994
4)清水公也:角膜耳側切開白内障手術.眼科 37:323-330,1995
5)井上 博・小川徹郎・松村隆次・他:小切開白内障手術における耳側角膜切開および耳側強角膜切開の術後2年間の角膜乱視変化.臨眼 54:305-308,2000
6)大谷伸一郎・宮田和典・阪上祐志・他:白内障手術における乱視矯正同時手術の適応.IOL & RS 15:142-145,2001
7)小塚 勝・橋本浩隆・筑田 眞:3mm切開白内障手術による角膜乱視変化の検討.臨眼 61:581-584,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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